概要
澄んだ空こころのなかまでは覗けないコバルトブルーの闇
ゴッホが亡くなる前の70日間を過ごしたオヴェール村は、パリから電車で北へ1時間ほどのところにあります。
村を訪れた記録として、ここで描かれた作品をモチーフに、短い言葉にしました。
村を訪れた記録として、ここで描かれた作品をモチーフに、短い言葉にしました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!鮮やかな色合いの裏側の闇。濁りのない澄んだ表現が、胸を抉る。
多数の傑作を残した画家、ゴッホをテーマにした10首連作です。
短歌は、57577のリズムで滑らかに読めることがひとつの大きなポイントと感じていましたが、本作は少しずつ言葉がリズムからはみ出します。ですがむしろそのリズムのずれが、絶妙に読み手の心を掴んで離しません。それはゴッホという画家の、短くも強烈過ぎる人生が根底のテーマとして波打っているせいかもしれません。
ゴッホの描いた空や風景、人物、静物。彼がこの世を去る直前の二年間に南フランスで浴びた明るい陽射しは、彼のキャンバスに尋常ではない鮮やかさをもたらしました。そこには同時に、深い影と物悲しさが同居しています。ゴッホという画家の孤独、苦悩…続きを読む