概要
――罪はある。証拠がない。
――罪はある。証拠がない。
父の急死により、二十歳で子爵家を継いだルシアン。
その若さにつけ込み、叔父は王国法を盾に領地のすべてを奪おうとする。
だが、叔父は知らなかった。
ルシアンが誰よりも法を愛し、誰よりもその盲点を知り尽くしていることを。
証拠は盗む。噂は作る。敵には、自ら罪を選ばせる。
それでも彼自身は、決して裁かれない。
すべては平民のメイド、セレナの手を、誰にも隠さず取れる世界を作るため。
「貴族の血が二人を隔てるのなら、貴族社会ごと壊せばいい」
法を守る英雄ではない。
法に裁かれない悪が、王国を内側から壊していく物語。
※カクヨム、なろう、アルファポリス、TALSEで同時公開中です。
父の急死により、二十歳で子爵家を継いだルシアン。
その若さにつけ込み、叔父は王国法を盾に領地のすべてを奪おうとする。
だが、叔父は知らなかった。
ルシアンが誰よりも法を愛し、誰よりもその盲点を知り尽くしていることを。
証拠は盗む。噂は作る。敵には、自ら罪を選ばせる。
それでも彼自身は、決して裁かれない。
すべては平民のメイド、セレナの手を、誰にも隠さず取れる世界を作るため。
「貴族の血が二人を隔てるのなら、貴族社会ごと壊せばいい」
法を守る英雄ではない。
法に裁かれない悪が、王国を内側から壊していく物語。
※カクヨム、なろう、アルファポリス、TALSEで同時公開中です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!敵に証拠を差し出させ、自分の罪だけは証明させない二十歳の子爵
※第1章「埃を被った剣」まで読んだところでの感想です。
第1話の最後で完全に掴まれました。叔父が「証拠がないと、いま司法官が説明したばかりだ」と言う。その同じ言い方を、主人公が自分の罪について使ってみせる。この一往復だけで、どういう人なのかが全部わかりました。
面白いのは、証拠を自分で持ち込まないところです。盗んだものは法廷に出せないから、司法庁が自力で辿り着ける形にして渡す。手を汚す場面はあるのに、証明できる形では何ひとつ残らない。ずるい、と何度も思いました。
イベント屋として感心したのは、断られるとわかっている申し出を、わざわざ本人の前でしに行く場面です。断られること自体が目的で、…続きを読む