概要
迷わないように。前に進むために。明かりとなるように。
図書委員会の活動の一環である町の図書館でのイベントが、この暑い中に開催された。
第一希望はかなわず、外での宣伝になってしまった私と友達の友里。
すっかり疲れ切っていたところに、ある親子が話しかけ——
第一希望はかなわず、外での宣伝になってしまった私と友達の友里。
すっかり疲れ切っていたところに、ある親子が話しかけ——
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!本をひらくとあの頃を思い出す、本をとじるとまた歩き出せる。
私と友達の友里は真夏の図書館でイベントを手伝っている最中。
好きな本を紹介できる、待ちに待った機会だったのに、私たちが担当するのは入口の呼び込み。
塩分タブレットを口に含みながら、おいしい仕事も涼しい場所もなく、参加者もそうそう来ない状況で、頭に浮かんでくるのは、自分たちが苦労して作った栞が大量に余ってしまうことでした。
そんなとき、館内からは親子が栞と借りた本を手に出てきて、うれしそうにイベントの様子を話しはじめます……。
この物語で大切に扱われているのは、栞をはさむという行為や「運命の本」という存在です。
作中の会話によってつくられる、自分の好きが次の誰かに伝わっていく感覚は、真夏の暑…続きを読む