駅のホームでフランクフルトを食べる数分間だけを共有する、高校生の「僕」と佐藤さん。言葉は少なくても、その沈黙には少しずつ心が通い始めていた。「今日はついに、家からケチャップ、持ってきちゃった」彼女の一言が、二人の距離をほんの少しだけ変えていく。何も起こらないからこそ愛おしい。そんな青春の一瞬を丁寧に切り取った、読後に温かな余韻が残る物語です。
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