偶然出会った少女たちの邂逅が、あらゆる物を飲み込む呪怨へと変質して行く。ストーリーはただ静かに淡々と進むが、ゆっくりとじわじわと迫りくる「運命」が秀逸。世界中で起こっている戦争や災厄を「遠い世界の関係のない出来事だ」と小さなスマートフォンの画面で消費しながら見ている我々現実世界に住むものも、多少なりとも命の重さを軽んじている所があるのかもしれない。いつか、その罰を受けるのではないかと感じてしまう素晴らしい作品。最後まで読んでみてほしい。
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