異世界に転生し、生活魔法は覚えたものの魔力量10という低レベルのため実用に絶えず、冒険者となるものの先輩冒険者からのイジメの対象となってしまう主人公。イジメの一環としてゴブリンの心臓の切れ端を無理やり食わされ生死の狭間を流離うものの、なんとか生き延びたことで魔法力が開眼し、ソロの冒険者として己を鍛えてのし上がってゆく。
魔法の可能性を探りながら己を鍛え、理不尽な扱いを良しとせず情け容赦なく対処しながら成長していゆくさまは、やや暴力的で苛烈だけど爽快でスカッとして、かなり集中して読むことができた。