概要
きっと、ずっと、いつまでも呼び続けましょう。
「あぁ、きら。お前にあの子の護衛を頼みたいんだ」
はい、主様。
それはこの大きな屋敷に仕えてから、三年経ったある日の頃のこと。
年いった主様が、柔和な顔で指さした先にいらっしゃったのは、私より幾つか年が上だろう男の子でした。
はい、主様。
それはこの大きな屋敷に仕えてから、三年経ったある日の頃のこと。
年いった主様が、柔和な顔で指さした先にいらっしゃったのは、私より幾つか年が上だろう男の子でした。
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- ★★★ Excellent!!!名前を呼び続けることが、いつしか「傍にいてほしい」に変わっていく
鳥を捕まえて焼き鳥にしようとする希海と、それを止めるどころか別の鳥を用意しようとするきら。序盤の二人のやり取りはコミカルで、このちょっとずれた主従関係だけでも楽しく読めます。
けれど物語の中心にあるのは、「名前を呼ぶ」という、とてもささやかな行為です。
希海という名に父が込めた願い。その名を嫌う本人。そして、どんな立場になっても変わらず「希海さま」と呼び続けるきら。読み進めるうちに、名前が単なる呼び名ではなく、相手をその人自身として見続けることなのだと感じられてきます。
そして最後に示される、「名を呼ぶ、もう一つの意味」。
ここまで読んでくると、二人が互いを守ろうとしていることも、「ずっと傍…続きを読む