概要
撃ち落とせば自滅。空を灼き、都市を溶かす、琥珀色の飛行爆弾。
1940年、バトルオブブリテンの最中、イギリスの空を埋め尽くしたのは鉄の翼ではなく、不気味にぬらぬらと輝く「オレンジ色の無人機」だった。金属をほとんど使わず、安価な樹脂で作られたその機体は、撃墜された瞬間から真の牙を剥く。周囲の酸素を強奪する熱圧爆発、そしてすべてを錆びつかせ融解させる酸の霧――。
迎撃すれば自滅を招き、見過ごせば都市が死に体と化す。極限の「効率」が生み出した、防ぎようのない持続的化学・物理災害の恐怖。『技術立国日本』https://kakuyomu.jp/works/822139845185348447 のスピンアウト作品。
迎撃すれば自滅を招き、見過ごせば都市が死に体と化す。極限の「効率」が生み出した、防ぎようのない持続的化学・物理災害の恐怖。『技術立国日本』https://kakuyomu.jp/works/822139845185348447 のスピンアウト作品。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!嫌悪感まで作品の力に変える、完成度の高い戦争短編。
正直、読後感はかなり嫌でした。
でも、その「嫌さ」まで含めて完成度の高い作品だと思います。
兵器の原理から実戦投入、被害の拡大、その先にある技術の拡散まで、物語が一貫して合理的に進んでいきます。その合理性があるからこそ、人間が次々と数字や効果として処理されていく感覚が余計に恐ろしく感じられました。
特に印象的だったのは、破壊が大きくなっていっても、物語が安易な後悔や救済へ逃げないところです。
途中から「もうやめてくれ」と思いながら読んでいましたが、それでも最後まで読ませられました。
好きな作品かと聞かれれば、たぶん違います。
それでも、ここまで一貫して読者に不快さと恐怖を残し、そ…続きを読む