燕と亀、たしかに生きざまがまるで違います。亀に語り掛ける燕の言葉、そして亀のおっとりとりた返答。なんとなく社会の縮図のように思えました。こんなとこ、いられるか!といってせわしなく出てゆく者の躍動感とそこから垣間見える焦燥と浅はかさ。なにはなくともこれで十分と言って、のんびりひなたぼっこする者の、充足感と平常心。はたして自分はどちらに近いのか、読みながら自分の立ち位置を考えさせられました。楽しい作品です。
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