概要
神様なんているはずないって、いつになったら気がつくの?
「あなたは神を信じますか?」
——それが、柊真の母の口癖だった。
ㅤ幼い頃に父を亡くしてから、母は何かに縋るように生きるようになった。信じるものがあることは、きっと幸せなことなのだろう。けれど柊真にとって、それはただ息苦しいだけのものだった。
ㅤ7月のある日、家に帰りたくなくて当てもなく彷徨っていた柊真は、夕立に降られているところをクラスメイトの空本青晴に助けられる。
「神様、見に行く?」
悪戯っぽく笑う青晴に連れられて、柊真は雨の中を歩き出す。何にも縛られず、自由に世界を見つめる青晴は、いったい柊真に何を見せてくれるのだろう。
ㅤそして辿り着いた場所で、柊真が見つけたものとは——?
ㅤ本作はカクヨム甲子園創作合宿1週目『夕立』の参加作品です。
ㅤ別作品からとあるキャラが参加してます。どの作品の誰かわかるかな?
——それが、柊真の母の口癖だった。
ㅤ幼い頃に父を亡くしてから、母は何かに縋るように生きるようになった。信じるものがあることは、きっと幸せなことなのだろう。けれど柊真にとって、それはただ息苦しいだけのものだった。
ㅤ7月のある日、家に帰りたくなくて当てもなく彷徨っていた柊真は、夕立に降られているところをクラスメイトの空本青晴に助けられる。
「神様、見に行く?」
悪戯っぽく笑う青晴に連れられて、柊真は雨の中を歩き出す。何にも縛られず、自由に世界を見つめる青晴は、いったい柊真に何を見せてくれるのだろう。
ㅤそして辿り着いた場所で、柊真が見つけたものとは——?
ㅤ本作はカクヨム甲子園創作合宿1週目『夕立』の参加作品です。
ㅤ別作品からとあるキャラが参加してます。どの作品の誰かわかるかな?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!信じることは誰かに押しつけられるものじゃない。自分で見つけるものなんだ
読み終えたあと、胸の奥に夕焼けが残るような作品でした。
信じることという少し重いテーマを扱いながら、説教臭さは一切ありません。これは善悪を語る物語ではなく、自分で信じるものを選び直す少年の物語でした。
序盤では、主人公は「神様なんていない」と言いながら、母親に植え付けられた"罰"への恐怖から逃げられません。その矛盾がとてもリアルで苦しく、読んでいて胸が締め付けられます。
そこへ現れる空本青晴。
彼は主人公を救おうと大げさな言葉を並べるわけでも、信じることを否定するわけでもありません。
「神様、見に行く?」
この一言が、本作のすべてを象徴していました。
連れて行かれた先にあったのは神殿でも奇…続きを読む