概要
わたしの仕事は、わたしのものです。健気な薔薇は、咲き始める。
大手デザイン会社のインテリア部門に勤務する加賀美はるかは、かつての指導役(交際中ではあるが別れ話中)とその現アシスタントに新しいアイデアを盗まれてしまった。先輩として尊敬していた元指導役の傲慢な性格、若い新アシスタントとの浮気疑惑。別れたいというはるかからの申し出を無理に保留として、卑怯な手段ではるかのアイデアを盗んだのである。しかも、二人の共謀で。はるかは失意のなか、休暇を取り、花卉農家(かきのうか)の実家に戻ると、迎えてくれたのは兄のように慕う初恋の人。妹として大切にしてくれる人を裏切るまいと、はるかは気持ちに蓋をしていた。ところが、『はるかを泣かせるやつは、赦さないからね』そう力強く言ってくれたその声は、兄のものではなく……?。
初恋の男性の後押し、少ないながらも主人公を応援する周囲の
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