概要
なないと──。い思いも、しい思いも、もうしたくないから。
無機質な電子音が響く五階の個室。重い病を患う少女は、何ヶ月もベッドの上で闘い続けていた。少しずつ命の炎が消えゆく中、彼女を最も苦しませていたのは、日に日に疲弊していく母の姿だった。
自分の存在が母から笑顔を奪っている。その事実に耐えきれなくなった夜、少女は点滴の針を引き抜き、窓辺へと向かう。
母の自由のために、そして自身の解放のために。夜風が吹き込む窓枠に手をかけた彼女が、最後に祈ったこととは──。抜け落ちた文字たちが、少女の想いを浮き彫りにする。
自分の存在が母から笑顔を奪っている。その事実に耐えきれなくなった夜、少女は点滴の針を引き抜き、窓辺へと向かう。
母の自由のために、そして自身の解放のために。夜風が吹き込む窓枠に手をかけた彼女が、最後に祈ったこととは──。抜け落ちた文字たちが、少女の想いを浮き彫りにする。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!それはただの脱字ではありません。
出だしから、「あれ、誤字脱字か?」という違和感を覚えます。
ですが読み進めると故意であることが分かる。しかも、意図的なそれは類似した意味を持っている。
そのため、いったいなぜ、こんなにも奇妙な文面になってしまっているのか、という疑問でどんどん読み進みます(パッと出てくる語彙に乏しいと何が当てはまるのか……となりますが、何となくの空気でこんな意味の単語だろう、はよそうできます。)
ではいったい、なぜ文章が奇妙なことになってしまっているのか。それはぜひ、本作を読んで確認してみてください。漢字の"構造"ゆえに文面から削ぎ落とされ、奇妙な文面になっていたのか、と驚かされます。
不思議な読書体…続きを読む