概要
―――どれかに毒を入れた
六人の探偵。六つの空の茶碗蒸し。
助かる方法はある。ただし、間違えれば死あるのみ。
一体どれに毒が混ぜられたのか。
その答えを導き出すべく、6人の探偵が立ち向かう!
これは探偵たちへの『挑戦状』
そして、読者であるあなたへの挑戦状でもある!!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!な、なる、なるほどー!!
これは面白かった!
高校生とは思えない!読者を誘導する技術!
確実に私たちは毒入りの茶碗蒸し探しに意識を固定される。
推理を重ねるほど真相に近づいている気にさせながら、本当に危険だったものから目を逸らさせる。
これは間違いなく作者の技術。
ところがどっこい後編のラスト一文で、それまでの会話が一気に意味を変える。
「やられた」と思った。読後に冒頭を読み返した。
限られた登場人物と舞台だけでここまで緊張感を維持できる構成力!
とは言え、先入観を持って読んでしまったらもったいない。ぜひ先入観を持たず、この一度きりの騙される楽しさを味わってみて欲しい。
【レビューコンテスト応募】 - ★★★ Excellent!!!『旨い!!』という、あの感覚を味わいたい方へ
茶碗蒸しの味の話ではありません。ミステリーの話です。
ざっくり事件編と解決編という超絶シンプル二部構成で、するりと読めてしまう、ひとくちミステリー。自殺した料理長に毒を盛られた六人が、解毒剤でなんとか助かろうと『誰が毒を口にしたか?』を推理し合う密室劇です。
なんだか、ミステリーと料理は似ているなとつくづく思います。高級食材を使うのも良いですが、一振りのちょっとした隠し味にこそ、うまさの秘訣が宿っていたりしますので。
ここまで、レビューを読んでいただいた奇特なアナタ。『毒を喰らわば、皿まで』です。どうぞ、このまま本編へお進みください。
砂糖と塩を間違えたような衝撃が待っています。 - ★★★ Excellent!!!茶碗蒸しでここまで読ませるとは
「孤島」「毒」「六人の探偵」「六つの空の茶碗蒸し」。
ミステリーらしい緊張感のある要素が並んでいるのに、中心にあるのが“茶碗蒸し”というところで、まず心をつかまれました。
しかも、その茶碗蒸しがただの変わった小道具ではなく、具材、食べた順番、毒の混ぜ方など、推理の材料としてしっかり機能しているのが面白かったです。
探偵たちが次々に考えを出していく場面はテンポがよく、読者であるこちらも自然と「誰が毒を盛られたのか」を考えてしまいます。
けれど読み終わってみると、ただ答えを探していたつもりが、いつの間にか作品の仕掛けの中に入り込んでいたような感覚がありました。
短い二話の中で、題材の面…続きを読む