概要
陰キャな私の良いところを百個言える、女装男子の男気が強すぎる件
雨上がりの空の下に、その子は立っていた。
かわいらしい格好で、大きなギターを弾くその姿は、すごく綺麗だった。
人に気を遣い、ネガティブな気持ちに飲まれる私の視界は、灰色のフィルターに覆われている。
だけどその子は私に顔を近づけ、顎に手を添えて言ったのだ。
「綺麗な顔」
と――
甘い吐息が口元に掛かり、心臓が跳ねる。
だけど、同時に違和感を覚えた。
「え?」
彼女の口から出た声、それは女性とは思えないくらいに低い。
声変わりを果たした、低音の重厚感が極まったイケボ。
それが、目の前の美少女の喉から奏でられている。
「残念、男の子でした。がっかりした?」
悪戯っぽく笑い、小首を傾げる。
「ひゃ、ひゃぁあああああ!!」
情けない叫び声をあげ、そこから逃げ出す。
巧みにギターを操り、
かわいらしい格好で、大きなギターを弾くその姿は、すごく綺麗だった。
人に気を遣い、ネガティブな気持ちに飲まれる私の視界は、灰色のフィルターに覆われている。
だけどその子は私に顔を近づけ、顎に手を添えて言ったのだ。
「綺麗な顔」
と――
甘い吐息が口元に掛かり、心臓が跳ねる。
だけど、同時に違和感を覚えた。
「え?」
彼女の口から出た声、それは女性とは思えないくらいに低い。
声変わりを果たした、低音の重厚感が極まったイケボ。
それが、目の前の美少女の喉から奏でられている。
「残念、男の子でした。がっかりした?」
悪戯っぽく笑い、小首を傾げる。
「ひゃ、ひゃぁあああああ!!」
情けない叫び声をあげ、そこから逃げ出す。
巧みにギターを操り、
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- ★★★ Excellent!!!陰キャ女子に“自分のよさ”に気づかせてくれる、男前な“女装男子。”
「好きだから」女装してギターを弾く、そのための努力も日々欠かさぬ結弦くん。
対し
「自分には何もいいところがない」と落ち込むばかりの主人公・優子さん。
しかし!
優子さんは「好きな歌はどんなに難しくとも“歌いたいから”歌いこなす努力のできる人」であり、結弦くんの申し出を叶えるための時間を確保すべくテストの成績を上げる勉強に打ち込むこともできる、そしていずれも成果を出し得る人、にほかなりませんでした。
そんなところを偶然とはいえ結弦くんは早くから目の当たりにしており、優子さんのよさをよく知っていました。
優子さんは自身だけの道へと踏み出し、結弦くんもまたともに努力を重ねてゆく未…続きを読む