概要
風もなく手を振る木。そして深夜クローゼットの引き戸がすぅーっと開いた。
普段は甘々なBLや、リアル修羅場エッセイを書いているWeb作家・もぐぴよ。私達夫婦が数10年以上、貯金がすっからかんになるまで中毒のように通い詰めた大好きな場所――宮古島。
その定宿にしていたホテルの庭には、誰もがひと目見たら「気になる木♪」
と口ずさみたくなるような、立派なガジュマルの大木が生えていた。
沖縄では、ガジュマルの木には精霊「キジムナー」が宿ると言われている。
霊感ゼロだけど都市伝説が大好物な私達夫婦は、気に入って毎日その木に挨拶を通わせていたのだが、次第に風もないのに枝が揺れるなどの「奇妙な現象」に気づくようになり……。
そしてある夜。
薄暗い部屋の中で、私は見てしまった。
開くはずのないクローゼットの引き戸が、すぅーーーっと半分ほど横に開くのを――。
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その定宿にしていたホテルの庭には、誰もがひと目見たら「気になる木♪」
と口ずさみたくなるような、立派なガジュマルの大木が生えていた。
沖縄では、ガジュマルの木には精霊「キジムナー」が宿ると言われている。
霊感ゼロだけど都市伝説が大好物な私達夫婦は、気に入って毎日その木に挨拶を通わせていたのだが、次第に風もないのに枝が揺れるなどの「奇妙な現象」に気づくようになり……。
そしてある夜。
薄暗い部屋の中で、私は見てしまった。
開くはずのないクローゼットの引き戸が、すぅーーーっと半分ほど横に開くのを――。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!毎日の「こんにちは」が結んだ、ガジュマルの精霊との奇妙なご縁
風もないのに、一部の枝だけが揺れる。
葉が擦れ合い、まるで「いらっしゃい」「バイバイ」と語りかけてくる。
宮古島を愛し、何度も訪れてきた作者さんご夫婦は、ホテルの庭に立つ大きなガジュマルが気に入り、毎日のように挨拶を重ねていました。
それは最初、旅先で見つけたお気に入りの木との、ささやかな交流だったはずです。
けれど、声をかけるたびに返事をもらっているような気がしてくる。
もしかしたら、本当に誰かがそこにいるのかもしれない。
そんな想像が、少しずつ現実味を帯びていきます。
そして、ある夜。
ホテルの部屋で起きた説明のつかない出来事に、さすがの作者さんも――正面から立ち向かうこと…続きを読む