概要
平民の料理人シャハラは、目の前で恩師キアンを殺される。さらには、自死した王女アニサの代わりとして帝国に拉致される。
後宮に放り込まれるが、入れられたのは人質や年老いた女たちが死を待つ最下層の「黄昏の砂宮」だった。シャハラは生きるために、宮にある粗末な食材を使って料理を作り始める。
やがて、シャハラは行き倒れた(?)胃弱の第十二皇子カムランを助ける。帝国の腐敗を憎むカムランに協力し、兵站の闇と謎に挑むが……?
血と香辛料が香る陰謀劇が今、幕を開ける――。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!読みながら食べていたら2kg太りました(;^ω^)
毎日夜に更新されていたので、夕飯が終わったあとに読んでいました。
もう出てくる料理がものすごく!おいしそうで!たまらなかった!
特に香りの描写が素晴らしいです。
スパイスとか肉の焼けるかんじとか油とか、読んでいるとお腹が鳴ってしまって。
パンと肉と米と乳製品が中心ですかね。
最初はトルコ料理みたいなものを想像していましたが、それともちょっと違う印象。
肉と米のセットが特にやばくてもはや凶器ですね。刺されまくりました。
ごはん食べたのに、ついついお菓子とかフルーツとかパンを食べてしまい、読みながら食べ、食べながら読みのお行儀悪いことを繰り返した結果、2ヶ月で2kg肥えてしまいました…!😨 …続きを読む - ★★★ Excellent!!!後宮もので兵站?軍事??む、無理がありすぎでは…???
と思いながら読み始めたのですがこれがすごい!
無理じゃないどころか必然性がありすぎて納得しかないお話でした。
正反対の要素なのに抜群にかみ合って極上のグルメミステリーになっています。
まず立ち上がりが圧倒的です。
料理人のシャハラは孤児なのに育ての親の恩師を目の前で殺されてしまう。
ひ、ひどいよ…(涙)
さらには王女の身代わりにされて拉致されてしまう。
もうこの時点で私はシャハラの運命共同体です。一気に引き込まれました。
なのにまだ1話。濃すぎるぞ!
で、拉致された帝国で後宮の牢獄みたいなところに放り込まれるのですが、
そこで第十二皇子のカムランに出会います。
カムランは胃弱でスパイスと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!スパイス香り、政治的思惑が渦を巻く。読み応えあるグルメ×後宮ミステリー
シャハラは王城の厨房で働く料理人だった。しかし、王都が帝国に急襲されたことで日常が一変する。自死した王女とよく似た容姿をしていた彼女は身代わりにされ、帝都の後宮に連れ去られてしまうのだった。
圧倒的な臨場感に冒頭からグッと引き込まれました。情景が見える、音が聞こえる、においがする、空気感が肌から伝わる。場の緊迫が、シャハラの気持ちが、目にした惨状が。まるで自分の五感を通したかのように鮮明に広がりました。文字を読みながらにして、私は間違いなくファルハの地を踏み、シャハラが運命の岐路に立たされる瞬間に立ちあっていました。
読んでいて浮かび上がったのは「戦」のイメージです。
まず、シャハ…続きを読む