概要
俺の全力は誰にも扱えない
朗報がある。君は死んだ。 さらに朗報だ。君はもっと良い場所で目を覚ました。 そこは魔法が存在する世界。 剣があり、モンスターがいて、冒険がある。 まるで宇宙そのものがようやく帳尻を合わせ、「お前にはこれを与えるべきだった」と思い出したかのように、かつて欲しかったものすべてが目の前に広がっていた。 西園寺カイトは、年齢も忘れるほど長くゲームチェアに座ったまま孤独に死に、次に目を覚ました時には、小さな男爵家の五男として転生していた。 窓の外には草原が広がり、空気には魔力が満ちている。 そして彼には、そのどちらを使うにも限界というものが存在しなかった。 三歳にして、すでに屋敷の図書館には飽きていた。 七歳になる頃には、彼は亜空間を創り出していた。 山を生み。 海を生み。 六つの月を浮かべた。 そし
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