概要
勝ったハードより、あの日一緒に遊んだ親友のことを覚えている。
45歳の会社員だった俺は、目を覚ますと1995年の中学三年生に戻っていた。
机の上には『ファミコン通信』。
教室では、セガサターン、プレイステーション、まだ見ぬ任天堂の次世代機の話で男子たちが盛り上がっている。
そこには、セガサターン派で格ゲー好きだった親友・健太がいた。
家にネオジオまである健太は、ゲームの話をしている時だけ本当に楽しそうに笑っていた。
けれど俺は知っている。
このあと健太は受験に失敗し、少しずつゲームの話をしなくなる。
未来のゲーム史を教えるつもりはない。
プレステが勝つ未来も、サターンが苦しくなる未来も、今の健太には必要ない。
俺がやり直したいのは、ゲームの歴史じゃない。
あの日、親友に言えなかった一言だ。
机の上には『ファミコン通信』。
教室では、セガサターン、プレイステーション、まだ見ぬ任天堂の次世代機の話で男子たちが盛り上がっている。
そこには、セガサターン派で格ゲー好きだった親友・健太がいた。
家にネオジオまである健太は、ゲームの話をしている時だけ本当に楽しそうに笑っていた。
けれど俺は知っている。
このあと健太は受験に失敗し、少しずつゲームの話をしなくなる。
未来のゲーム史を教えるつもりはない。
プレステが勝つ未来も、サターンが苦しくなる未来も、今の健太には必要ない。
俺がやり直したいのは、ゲームの歴史じゃない。
あの日、親友に言えなかった一言だ。
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