概要
飛行機雲の向こう側〜あの日の貴方に伝えたい〜
暑い夏の日。
小さな病室で余命宣告をされた少年、そしてそれをただ見守ることしかできなかった少女――
残された者だけが気づいた後悔、そして罪悪感。
一体あの日、どうしていれば良かったのだろう⋯⋯
過去を悔やむ自分に残された道とは――
小さな病室で余命宣告をされた少年、そしてそれをただ見守ることしかできなかった少女――
残された者だけが気づいた後悔、そして罪悪感。
一体あの日、どうしていれば良かったのだろう⋯⋯
過去を悔やむ自分に残された道とは――
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!飛行機雲の向こうへ届かない祈り
タイトルの「君より先に死ぬはずだった」という言葉の重さが、最後まで深く胸に残るお話でした。
暑い夏の日、小さな病室で交わされる二人の会話は、互いを想っているからこそ苦しく、読んでいて胸が締めつけられます。一人は相手の幸せを願い、もう一人は相手に生きてほしいと願う。どちらも相手を大切に思うがゆえの、優しさのすれ違いがとても切ないです。
けれど、この作品で本当に心揺さぶられたのは、その後に訪れる「残された者」の描写でした。
物語の中盤、視点が鮮やかに反転し、読者はある過酷な現実に直面することになります。大切な人を想うがゆえに放った言葉が、のちにどれほど深い後悔と罪悪感になっていくのか。その「…続きを読む - ★★★ Excellent!!!残された者だけが知る、夏の痛み
自主企画へのご参加ありがとうございます。
拝読しました。
「別れを告げる側」と「残される側」の痛みが、途中で反転していく構成が印象的でした。
最初は、病を抱えた俊が沙良を突き放そうとする場面から始まります。
相手の幸せを願っているようでいて、その言葉が本当に相手のためになっていたのか。
物語が進むにつれて、その問いが俊自身に返ってくるところが切なかったです。
自分が先にいなくなると思っていた人間が、逆に大切な人を失ってしまう。
その皮肉というにはあまりに重い出来事が、俊の人生を大きく変えていく流れに説得力がありました。
個人的には、現在の俊が何度も過去へ引き戻されている感じが良かっ…続きを読む