概要
大人になれば、ぼくらはもう一緒にいられない。だから好きになりたくない。
この世界の子どもたちには性別がない。
中には魔法の力を持つ子どもたちがいる。
大人になると性別が分化して、魔法の力は失われる。
大人になる条件は三つ。
大人に守られずに、過酷な環境で生きること。
大人の知識に気づき、身につけてしまうこと。
そして、誰かに恋をすること。
だから魔法使いたちは、優しい繭の中で眠っている。
いつか役割を終える日まで。
_____________________________________
ぼくたち南一班は、一緒にご飯食べて、訓練して、任務に出て、ちょっと泣いて、また同じ部屋へ帰ってくる。
深緋《コキア》は、静かで丁寧な優等生。
鶸《ヒワ》は、うるさくて、よく寝て、甘え上手。
青藍《セイラン》は、お兄ちゃんみたいに二人の面倒を見ている。
食堂、待機
中には魔法の力を持つ子どもたちがいる。
大人になると性別が分化して、魔法の力は失われる。
大人になる条件は三つ。
大人に守られずに、過酷な環境で生きること。
大人の知識に気づき、身につけてしまうこと。
そして、誰かに恋をすること。
だから魔法使いたちは、優しい繭の中で眠っている。
いつか役割を終える日まで。
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ぼくたち南一班は、一緒にご飯食べて、訓練して、任務に出て、ちょっと泣いて、また同じ部屋へ帰ってくる。
深緋《コキア》は、静かで丁寧な優等生。
鶸《ヒワ》は、うるさくて、よく寝て、甘え上手。
青藍《セイラン》は、お兄ちゃんみたいに二人の面倒を見ている。
食堂、待機
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!確かな優しさがある世界で、子どもたちは少しずつ変わり、失っていく
やさしく守られた場所の中で、子どもたちが少しずつ変わっていく物語に感じました。
温かい食事、清潔な部屋、整えられた庭。そこには確かに安心があるのに、窓の開かない部屋、定期検査、性別分化、配置転換といった描写が重なっていくことで、明確に何かを失っていくように感じさせます。
深緋、鶸、青藍の南一班の関係がとても印象的でした。何気ない食事、図鑑を眺める時間、毛布を直す仕草、紙を片づける音。大きな出来事ではなく、日常の小さな動作から三人の確かな絆が伝わってきます。
切なくて、やさしくて、続きを見届けたくなる作品です。
第二部もゆっくり楽しみたいと思います。