概要
吾輩は鬼である。
古くから人里に棲む小鬼を守るのは代々「守女」と呼ばれた女達だった。小鬼は最後の守女である九十を超えた老婆・郁代と共に寂れゆく村で静かに余生を過ごしていたが、ある日、突然の事件が起きて小鬼は守女を守るために久しく封印していた鬼の力を使う。重傷を負った郁代から小鬼は事件の記憶だけでなく、自分が鬼である記憶まで全て消し去った。守女の記憶が失われれば鬼としての存在意義も失われる。力を失った小鬼は、ただ自分が消滅していくのを待つしかなかった。だがその小鬼の前に運命を変える相手が現れた――
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