概要
歌に招かれた少年は、五つの色に滅んだ都へ辿り着く。
舞台は、歌と風雅が広く行き渡った上古の大和。酒と歌を愛する美しい少年・穂日は、ある夜の歌会で、不思議な少女の歌を耳にします。悦びと悲しみを同時に含んだその一節は、彼の心をただちに奪いました。少女は夕暮れになると山から現れ、歌い終えると再び山へ帰る、正体の知れぬ存在でした。穂日は彼女に取り憑かれたように「門の山」へ通い、ついには山の奥へ足を踏み入れます。
その先にあったのは、湖と五つの色の邑から成る、美しくも滅びた異界でした。少女はそこで、歌によって栄え、歌によって争い、歌によって亡びた都の記憶を語ります。やがて穂日は、少女そのものがただ一人の女ではなく、亡都の残響であり、最後の歌の器でもあることを知っていきます。
画家、詩人として有名な村山槐多ですが、優れた小説も書いていました。村山槐多
その先にあったのは、湖と五つの色の邑から成る、美しくも滅びた異界でした。少女はそこで、歌によって栄え、歌によって争い、歌によって亡びた都の記憶を語ります。やがて穂日は、少女そのものがただ一人の女ではなく、亡都の残響であり、最後の歌の器でもあることを知っていきます。
画家、詩人として有名な村山槐多ですが、優れた小説も書いていました。村山槐多
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