いつもの席でカップを傾けながら、店主と一見客の会話にこっそり聞き耳を立てる。頭の中でこんがらがった毛糸玉を、ゆっくり解きほぐすように、想像力を研ぎ澄ませるひととき。目を閉じ思い浮かべるほどに広がってゆく、イメージの中の世界へ入り込んでいるような不思議な感覚――毎日よりときどき、ご無沙汰よりしばしば、よりみち(読み返し)したくなる忘れがたい一杯。ご馳走さまです。
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