読みやすく清潔感のある文体はSawatani-Asariさんらしく、柚子を刻む、でも安定して良さが出ていました。説明になる文は極力無くしている姿勢もストイックで好感を抱けます。人を好きになって、付き合う。そんな動物的な当たり前が、ある種の潔癖によって困難になっているというリアル。そのリアルが、主人公の言動で儚く描かれています。読んで損のない作品です。
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