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概要
冷蔵庫を開けたら、神様がいた。
在宅翻訳家の東村春は、ある夜、冷蔵庫を開けて固まった。中に、白い着物の男が座っていたから。「近くの神社が取り壊されて行き場がなくなった」と言うその男は、縁結びの神・縁(えにし)だという。力はほぼ枯渇、縁結びもままならない状態で、なぜか春の冷蔵庫を仮の「社」にしてしまった。「すぐ出て行く」と言い張る神様と、「ま、邪魔しないなら」と渋々受け入れる春。誰かと深くつながることが怖かった春に、縁という名の神様が転がり込んできた——これは、ちょっと不思議な同居の、はじまりの話。
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