概要
噂の「奇人変人遊び人」の二十一歳乙女が、王弟の許婚になる……って本気⁉
金星国の都、星都(せいと)で、毎日遊んで暮らしていた秋清耀(しゅう・せいよう)。
うららかな春のある日、傍付きの雪(せつ)と帰宅すると、父に「働いてほしい……」と懇願される。
どうやら秋家当主である父の兄(清耀にとっては伯父)に、「清耀を働かせろ」と言われてしまったらしい。彼女は「働かない・結婚しない・遊んでばかりいる」という理由で、周囲から「奇人変人遊び人」——略して「奇変遊人(きへんゆう)」と噂されていた。
要は、秋家にとって体裁の悪い存在になってしまっていたため、働かせることになったというのだ。
その仕事場というのは後宮。その上、伯父の計らいで知らない間に王弟の許婚にもされていた。
いっそのこと結婚させとけばいいでしょう、と開き直って言ったところ、王弟はまだ十二歳。結
うららかな春のある日、傍付きの雪(せつ)と帰宅すると、父に「働いてほしい……」と懇願される。
どうやら秋家当主である父の兄(清耀にとっては伯父)に、「清耀を働かせろ」と言われてしまったらしい。彼女は「働かない・結婚しない・遊んでばかりいる」という理由で、周囲から「奇人変人遊び人」——略して「奇変遊人(きへんゆう)」と噂されていた。
要は、秋家にとって体裁の悪い存在になってしまっていたため、働かせることになったというのだ。
その仕事場というのは後宮。その上、伯父の計らいで知らない間に王弟の許婚にもされていた。
いっそのこと結婚させとけばいいでしょう、と開き直って言ったところ、王弟はまだ十二歳。結
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