読み進めているうちに謎が解けてきました。あえて言及しない奥ゆかしさがいいですね。まさしく春にぴったりな、のどかで心温まる物語です。
最後まで読み終えると、その「関係性」にすごく愛おしさが込み上げます。 雨の夜、ずぶ濡れになって帰ってきた「彼女」。 彼女を気遣いつつ、その夜をゆったりと過ごす「僕」の様子がなんとも心地が良い。 雨に濡れた彼女をタオルで拭いてやったり、シャワーを勧めるけど断られたり、そしてお酒を飲むのは自分だけで彼女にはダメだと言う。 そんなやり取りを終えた後で見えてくる本当の関係性。 その構図が見え、自然とにっこりとさせられました。 こういう時間、本当にいいな、とほのぼのとさせられる一作でした。
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