概要
誘蛾灯が見せるものは白昼夢の幻なのか、あるいは未来の予測なのか。
龍の屍の上に建てられた国の北方に、潤未という土地がある。潤未は常春で、観光地として栄える街。そこで修復師として店を営む群雲紗々羅のところに、〈黒装〉の軍人である緑青が「直して欲しい」と予察燈を持ち込んできた。
消えた人形、持ち込まれた〈禁書〉、戻らない少女たち。
予察燈の修復は思わぬ事態を引き起こし、ただ修復にだけ注力したい紗々羅のことすらも否が応でも巻き込んでいく。
消えた人形、持ち込まれた〈禁書〉、戻らない少女たち。
予察燈の修復は思わぬ事態を引き起こし、ただ修復にだけ注力したい紗々羅のことすらも否が応でも巻き込んでいく。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!常春に降らない筈の雪が降る。雪解けの先に残るものは。
常春の地に『冬』が訪れ、降らない筈の雪が降る。
物語の冒頭は春に満ちた場所に訪れることのない冬と雪が印象に残る場面から始まります。
物語の主人公は修復師として店を営む群雲紗々羅。
そして共に行動するのは冬の髪色を持つ軍人である緑青。
店に冬を纏う男が訪れ、常春の地に雪が降ったことをきっかけに次から次へと起きる異変に紗々羅は巻き込まれていくのです。
この世界にはひとつひとつ、その地に根差した「約束」があります。あるいは日常の傍らにある禁忌というのでしょうか。
それらに異変が起きた時、常春の温かさが身を切るような冬に変わる瞬間のどきどきを読者にありありと伝えていきます。
異世界の醍醐味が詰まった…続きを読む - ★★★ Excellent!!!近すぎず遠くない関係性フェチの皆さまにお届けしたい
GW中の数日間で更新された当作品。私の連休の最大の楽しみとなりました。目覚めたら好きな小説がどん!と更新されていて、がっつり読み耽る朝…ああ、なんというしあわせ。
何がこんなに好きなんだろうと考えた時に思い浮かんだのが、キャラクター同士の関係性です。
主人公は壊れた物の声を聞きそれを直す「修復師」と呼ばれる19歳の女性。依頼を持ち込んできた男性のむちゃ振りにも粛々と応え、彼の一級品の顔の良さに一切流されることもなく。とある事件を追いながらちょっとだけ信頼を深めていきます。
え。恋愛とかはないのかって?ありません(きっぱり)今後があればどうなっていくふたりなのか正直予想はつきませんが…続きを読む