概要
全部。全部のこと。ありがとう。
これは、妹を生かそうとした少年が、妹を亡くすまでの物語。
母が死んだ。父が死んだ。十六歳の少年に残されたのは、病の妹と、鍵のかかった木箱だけだった。
木箱の中には、一束の書類。数字の羅列。それが何を意味するのか、少年にはわからなかった。
わからないまま、使った。
妹を生かすために。正しいことをするために。
最初から最後まで、正しいことをしようとした。
誰も悪くない。全員が正しい。
だからこそ、幼い命を誰も救えない。
この物語に神はいない。魔王もいない。悲劇は全て、人が作り出す。
母が死んだ。父が死んだ。十六歳の少年に残されたのは、病の妹と、鍵のかかった木箱だけだった。
木箱の中には、一束の書類。数字の羅列。それが何を意味するのか、少年にはわからなかった。
わからないまま、使った。
妹を生かすために。正しいことをするために。
最初から最後まで、正しいことをしようとした。
誰も悪くない。全員が正しい。
だからこそ、幼い命を誰も救えない。
この物語に神はいない。魔王もいない。悲劇は全て、人が作り出す。
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