概要
鳩よ、伝えてくれ。
西暦二〇三〇年代。ブレイン・マシン・インターフェース通信を利用した新たなデバイスの登場により、人々は脳から脳への直接メッセージ送受信機能――いわゆる「マシン・テレパシー」でコミュニケーションを取るようになっていた。
僕、こと、木上翼は、生来のコミュ障も手伝ってこのデバイスでメッセージを送ることができず、会社の中でも浮いた存在になり始めていた。
【東京銀経社アンソロジー いつかあの空を越えて】
(2024初稿)
僕、こと、木上翼は、生来のコミュ障も手伝ってこのデバイスでメッセージを送ることができず、会社の中でも浮いた存在になり始めていた。
【東京銀経社アンソロジー いつかあの空を越えて】
(2024初稿)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!念じれば、意思が人に届くようになった近未来で
非侵襲式でも侵襲式でもない中間のブレインマシン・インターフェースが開発された近未来。インターフェースには、キャリアピジョン(伝書鳩)と呼ばれるアプリがあり、誰でも簡単に思っていることを念話できる。作中ではそうした世代をテレパシー世代と呼んだりする。
フォーマルな場でビジネスの場面でも使われているようだし、あるいはプライベートなメールにも使われているようだ。コミュニケーションの仕組みがガラッと変わる転換期のため、このほか様々なコミュニケーションツールはどうなったのかなどとイメージが膨らむ。
こうした発想の作品群には、ある種のジャンル、サイバーパンクやポストサイバーパンクがあるが、本作はSF…続きを読む