戦争という深刻な事態を描きながら、それでも最後まで見つめているのが「家族に向けてつく、たった一度の嘘」だったのが印象的でした。国を守るという言葉の奥に、父親としての愛情と恐怖がしっかり通っていて、短いのにとても重みがあります。特に、強く言い切った言葉と、その直後の人間らしい揺れの落差が良いです。勇ましさだけで終わらず、祈りのような余韻を残す作品でした。
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