読んでいて、「家族って血なのか、それとも時間や関わりなのか」と、そっと問いかけられているような気がしました。美奈ちゃんとまぁくん、そして優太の距離感が、近づきすぎず離れすぎず、どこか不思議に心地いいんですよね。
モズとカッコウの話もただの知識じゃなくて、この物語全体を静かに包む象徴みたいで、読み終えたあとにじわっと意味が染みてきます。優太のまっすぐさがまた効いていて、読んでいるこちらの感情も揺さぶられました。
派手さはないのに、気づいたら深く残るお話です。ぜひ一度触れてみてほしい作品だと思いました。