概要
「は? 知らないけど、なに?」
「3点リーダーは?」
「あれでしょ? 点のやつ」
「あれは中黒だ」
「いーじゃん! 分かればー!」
「先駆者に倣え」
「読まれてから言ったらー? ざーこ♡」
「マニュアルは、血で書かれている」
「はい、負け惜しみおっつかれー♡」
「部長、新作書いてください」
「俺は聖徳太子じゃないぞ、落ち着け」
文芸部にて今日も繰り広げられる、創作議論。あるあるからマニアックまで、なんでもござれ。エンタメと文芸、Web小説VS古典の殴り合い。
限りなく態度のでかい『部長=ぶっさん』
騒がしいコンビニ袋『メスガキ先生』
兜割りこそ本懐『高嶺の花子先生』
今日も三人は小説を書き、読み、ディベートする。
圧倒的な教養を待
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!PV信仰にも文芸信仰にも疲れたあなたへ。ここに両方煽り倒す部長がいる。
「これは〇〇な話です」と一言で説明できる作品が好きな人には、向かないかもしれない。
逆に読み終えてから何の話だったかを誰かと話したくなる作品が好きなら、たぶん刺さる。
ラブコメではある。
ゴスロリ衣装で語尾にハートを振り撒くメスガキ後輩と、咳払いを口で「こほん」と言う黒髪の優等生。間に挟まる主人公は文芸部部長、アロハシャツに学ラン。配役はかなり強い。ただ、それだけを期待して開くと、たぶん序盤で躓く。
創作論コメディでもある。
長文タイトルの是非、ざまぁと復讐劇の差、未完と完結の美学。Web小説を書く人なら膝を打つ話が次々出てくる。しかし、それを目当てに読むと終盤で別方向の刃が来る。
青…続きを読む - ★★★ Excellent!!!書けば!読めば!自分を探す!
読者であっても、書き手であっても、ぜひ読んでほしい作品です。
高度な文章技法、目まぐるしい青春コメディ、そして夜更けにふと反芻してしまうような細やかな創作論が、この作品には詰まっています。
自分はこの作品が生み出す、文字から広がる想像力と、韻を踏むように残り続ける余韻をとても楽しませていただきました。
作者自身の分身のような存在を通して、「自分とは何か」を追い続ける過程が描かれていく中で、同じく書き手であり読者でもある私は、まるで“不在の第五者”のように、その文脈を辿り、自分自身の立ち位置まで見つめ直していた気がします。
これは、創作論そのものを物語へ叩き込んだ、とても大胆で挑戦的な作…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ネットに蔓延る小手先創作論より、こいつらの会話劇の方が100倍刺さる。
カクヨムに溢れる「PVを稼ぐ方法」や「小説の書き方」。
そんな書けない作家のマウント創作論やノウハウに踊らされるくらいなら今すぐ閉じて、この作品を読んでほしい。
現在公開されている3章までの表題は、「長文タイトルは是か非か」「『ざまぁ』と『復讐劇』の決定的な違い」「三人称の視点ブレは悪か」。
Web界隈に身を置く者なら誰もが直面するジレンマを、本作は古典文学の圧倒的な教養を用いて鮮やかに解体し、一刀両断していく極上の青春会話劇だ。
舞台は、褪せた空気の漂う文芸部。
登場するのは、アロハに学ランという奇抜な出立ちで純文学を愛する主人公(部長)、トレンド至上主義で承認欲求に揺れるゴスロリ後…続きを読む