安全神話をうたわれた日本においても、昨今では不審な人物に対してアンテナを張らざるを得ない。それは、不審者そのものというよりも、これまで蓄積された実績からくる、偏見を超えた防衛本能が起因しているのだろう。きっと、何十年も前であれ場当たり前だったことや、善い行いとされていたことも、おかしな人のせいで、まとめて不審な行動とされてしまう。幼いころに外で遊んでいた時、氷菓子を飼ってくれた近所のおじいちゃんを私は不審者とは呼びたくない。そんな、変わりゆく時代の悲しさを考えさせられる短編でした。おすすめいたします。
不穏な雰囲気を匂わせて、進んでいきます。読みやすく、描写も的確。嫌な予想が、作者さまの狙い通りに膨らんでいきます。まさに、手のひらの上状態。 結末は、貴方の目でお試しかめくださいませ。
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