無数のお題で縛り上げた樽からは、芳醇な薫りが立ち昇る。

三題噺のお題をこれでもかと組み込んだ作品にも関わらず、違和感や無理やり感は一切感じられないところに、作者様の手腕が透けて見えます。

物語もキーワードになる梅酒のように芳醇で、心地よい酩酊感と読後感を与えてくれる素晴らしい作品。

これは呑まなきゃ損ですよ!