神さえも唸るコーヒーを入れられるバリスタ。
そんな彼が神の加護をたくさんもらって異世界へ。
辺鄙なところで目覚めた彼は、得たものもあったけど失ったものも大きかった……!
いきなりピンチに陥る彼は、持ち前の真摯な気持ちで事に当たります。その必死の行動が相手の恐怖を煽ることになるとは露知らず!
冒頭で展開されるカフェのバイト店長のシーンも楽しく、実に美味いコーヒーを飲みたくなります。
そこへ至るまでのお話が、今展開されているところです。
幼女なエルフにキモがられ、臭い魔獣に食べられそうになり、さらには羞恥プレイを強いられたり……。
いえ、健全です。これは健全で楽しいお話なんですよ!
とにかく彼の広く不屈な心の持ちようには学ぶところがあり、読めばきっと、異世界で新たな人間関係を築いていくさまを応援したくなるはずです。
お薦めです(^^)!
その英雄の称号は勇者などではない。
賢者でもない。
暗黒騎士でも、大魔道士でもない。
彼の者は人々を癒やし、満たし、幸せにする。
戦えば万夫不当。
しかしその物腰は静かで柔らかい。
その指は職人の指。
繊細に創り出し、描き上げる。
そんなジョブが今まであっただろうか?
私が中2でこのジョブに出会っていれば、危うく目指してしまっていたことだろう。
だからやめておけ!
今ならまだ引き返せる!
そのジョブの名は………………
本作の中にある!!
これを世に解き放たれる以前に知っていた者達は、後にこう呼ばれるだろう。
〝香りに誘われし者達〟と。