境界線ホラー 

tameike23 拝啓!毒親様!

拝啓!毒親様!

境界線。

私は私。貴方は私。私は貴方。

どれが正しいでしょうか?

正解は、ないのです!

驚きでしょう。私も驚きです。


1000㎖の魔法が彼女にかかった時

量子力学さえ超えて

ドアをノックするのです。


まるで劇のスポットライトが

そこに当たっているのです。

私には見えかねますが

私の目が境界線を超えていないだけなのです。


よかったわ

だって貴方しかいないのだから

よかったわ

だって誰も聞いてくれないのだから


数字が増えると

どうやら『だって』という言葉は

玉結びに似てしまうようです。

どうせなら、キリ良くを望みますが

中途半端にできるようです。

進みません。ちょん切る事さえできません。


結んだのは確かに彼女なのに

解くのは仕方なく私なの。


お待ちください。


危険性は他にも

どうやら『だって』という言葉は

地雷がその辺にあるようです。

どうせなら、避けたいと望みますが

全て踏み抜いてしまうのです。

進めません。伺うことさえできません。


傷つけたくないでしょう?違うのです。


さっき言ったでしょう。

彼女は量子力学を超えているのです。

できているのです!気がつくと!


壁の向こうにいても

共に存在していなくても

今でもさっきでも少し先のいつかでも!


さっき言ったでしょう。

私はどうやら超えていないのです。

できないのです。心を知ること。


宇宙の猫が浮かんでも

境界線をよく引いても

感情で扉を叩かれるのです!いつでも!

感情は扉を開けば、ほら、いつもの。


ホラーです。夏なのでね。

きっと境界線はホラーを生み出す

夏の風物詩になりましょう。

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