42

死闘の後、ドラゴンは断末魔の叫びをあげて地面にもんどりうった。

だが、ヒトの声のようなものがその体から聞こえてくる。

君は恐れずに近づいていき、その音に耳を立ててみた。


「実は私は……もとは生贄として捧げられた身なのです…」


どういうことなのか。息も絶え絶えだが、”それ” は語りを続ける。


「ですが、魂を売り渡せば、龍のものどもの眷属と成り、この迷宮の女王になれると誘惑され、私はその誘いに乗ってしまったのです…」


君は唾をのみ込んだ。


「…こんな私は……もう‥…」


剣に目をやる龍。


君は、それからどのような行いを成すべきなのだろうか?



– END –

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ゲームブック:『洞窟に棲む竜』ver.1.0.1 博雅(ひろまさ) @Hiromasa83

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ