概要
私にとって聴くことは、生きることでした
【BLファンタジー】
海と森に囲まれた小国・伊国に生まれた真魚は「聴の才」と呼ばれる能力を持つ青年。人々の声や風の音を聞き分けるその力は、航海術や情報伝達に不可欠で、養父である双子の兄弟、櫂と汀操に教え込まれたものだ。だが真魚は男子でありながら、子を孕む可能性を秘めた「半陽」という身体を持ち、そのため周囲から奇異の目を向けられ、孤独な日々を送ってきた。彼を支えてきたのは、幼少時から寄り添ってきた異国の青年シムランだった。彼は、自由に音を紡ぐことが出来る、歯琴を持っていた。
18歳を迎える前、楊国の都から急な召命が下る。女帝の治世は終わりに近く、世継ぎである皇太子・烈を支える「伝奏」として真魚が選ばれたのだ。旅立ちの前夜、真魚とシムランは互いの絆を確かめ合うが、別れは避けられない。真魚は叔
海と森に囲まれた小国・伊国に生まれた真魚は「聴の才」と呼ばれる能力を持つ青年。人々の声や風の音を聞き分けるその力は、航海術や情報伝達に不可欠で、養父である双子の兄弟、櫂と汀操に教え込まれたものだ。だが真魚は男子でありながら、子を孕む可能性を秘めた「半陽」という身体を持ち、そのため周囲から奇異の目を向けられ、孤独な日々を送ってきた。彼を支えてきたのは、幼少時から寄り添ってきた異国の青年シムランだった。彼は、自由に音を紡ぐことが出来る、歯琴を持っていた。
18歳を迎える前、楊国の都から急な召命が下る。女帝の治世は終わりに近く、世継ぎである皇太子・烈を支える「伝奏」として真魚が選ばれたのだ。旅立ちの前夜、真魚とシムランは互いの絆を確かめ合うが、別れは避けられない。真魚は叔
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