見上げる空に、たどり着く

藍銅紅@『前向き令嬢と二度目の恋』発売中

「真由、これ、夏休みに参加しない?」

「え?」


 三津谷さんのことを「律子」と名前呼びにするようになって、律子もわたしのことを「真由」と呼んでくれるようになってから、しばらくのこと。

 律子が三つ折りにされたリーフレットを、わたしに差し出してきた。


「えっと……『夏休み農業ボランティア募集中』って……、ナニコレ」


 首を傾げたわたしに、律子がいつもみたいに淡々と言う。


「中学生はアルバイトできないでしょ」

「うん」


 本当にできないかなって、調べてはみた。

 芸能活動は、学業に支障のない限り、可能。

 履歴書送るお金もないし、ネットから応募とかも、そもそも中学生の私には、そのネット環境は皆無だ。お母さんはスマホを持っているけど、借りて応募したところで、受かりはしないだろう。

 新聞配達ならできるかなと思ったけど、中学生は時間的に朝刊は無理。夜間の仕事はできないから。となると、夕刊を配るだけなんだけど……。

 朝と夕方、両方配達ができる上に、バイクに乗れる大学生がいっぱいいるから、中学生の採用は、わたしの近所では、雇ってもらえるところは皆無だった。


「でも、こういうボランティアは可能。バイト代は出ないけど、お昼ご飯は用意してもらえるし、あと、規格外品っていう売り物にならない野菜とか、持って帰っていいって」

「ちょっと、それ詳しく!」


 学校の授業が午後まであるときは、律子にお弁当をもらって食べることができた。

 律子の感情がどうであれ、わたしにとってはありがたい。

 一日一食でも、まともなご飯をお腹いっぱい食べられる。

 それだけで、安心感があった。

 だけど、もうすぐ夏休み。

 さすがに夏休みには、律子のお弁当は貰えない。

 お母さんが不定期でくれるお金で夏休みを乗り切れるかな……。

 ちょっとというか、だいぶ不安があった。


「朝の八時に西橋立駅改札前に集合。そこから農園までは、農家の人が迎えに来てくれる。一日五百円の駐車場があるから直接農園のほうに行ってもよし。終わりは作業量にもよるけど、だいたい午後の三時とか四時とかくらいだって」

「あー……、西橋立駅かあ」

「ん? 場所に何か問題が?」

「……行き帰りの交通費がない」


 往復の交通費で、スーパーのお餅が買えてしまう。そんな出費はできない。


「あ、それ大丈夫。駅までは果歩ちゃんが車で送り迎えしてくれる」

「へ?」


 果歩ちゃんというのは律子のお父さんの後妻さん。

 律子のお母さんが病気で亡くなって、半年もしないうちに、再婚したって言うからなんだかな。

 せめて一周忌くらい過ぎてからにすればいいのに。


 表面上、それなりに仲の良い家族を演じているけれど、律子はその果歩ちゃんとやらの作るお弁当が食べられない。

 無理やり食べても味がしない。

 だから、わたしが、もらって、ありがたく食べている。

 交換条件というわけじゃないけど、食べた感想を、律子に言う。

 律子はわたしの感想を、果歩ちゃんとやらに告げて、食べたふりをしている。


 そういう感じの、期間限定お弁当同盟なのだ、わたしたちは。


 正直に言えば、そのお弁当はありがたい。

 誰が作ろうが、どうであろうが、食事は食事。わたしは食べられれば、それだけでありがたい。それに、たかが感想でも、わたしの側から、律子に返せるものがあるなら気が楽だ。


「あのさー、果歩ちゃんって人、お仕事しているんじゃなかったっけ?」


 仕事があるから、平日の夕ご飯は律子が作っているって。

 だから、果歩ちゃんのご飯を、夜だけでも食べずに済んで、気が楽。

 たしか、そんなことを言っていた。

 休日は、果歩ちゃんが張りきって作るごはんを、美味しいって言って食べないといけないから苦痛。

 そんな話も、聞いた。


「うん。だから、行けるのは土曜日と日曜日、あと祝日。あー、お盆休み期間も行ける」

「いいの?」

「……私もね、長時間、あの人たちと一緒に居ないで外出したいんだ。車の中も、果歩ちゃんと私、二人きりなら嫌だけど、真由が一緒なら、気が楽」

「なるほど。了解。すごく助かる」


 お昼ご飯が貰えるなら、いくらでも働く。

 しかも、野菜も貰える。

 なにそれ、天国か。


「うちのお父さんとかには、今のうちにいろいろ体験してみたいとか、ボランティアは内申点に加算とか言ってある」

「さすが」


 律子は、そういう大人を納得させられる嘘が上手だ。

 後妻である果歩ちゃんとやらと、長時間一緒に居たくないから、だから、外出するとか、その果歩ちゃんのご飯を食べたくないから、自分で食事を作るとか、絶対に悟られないように、うまい言い訳を考える。


 すごいなって思ったり。

 そんな精神がすり減る綱渡りみたいなの、いつまで続くかなと思ったり。


 お互いに、早く、大人になりたい。

 早く、自由に、なりたい。

 わたしたち、二人とも。


「よかった。果歩ちゃんが車を出せる日、リーフレットの余白にかいてある」

「ありがとう。全部行く」


 即答したら、律子がふっと笑った。


「日付くらい確認したら?」

「行けるだけ行くよ。ウチの母はどうせ寝ているか仕事に行ってるかだから、夏休みなんて、わたしがどこに行こうと気にしない」


 昨日、久しぶりに起きている母に会った。


「あら、真由ちゃん久しぶり。身長伸びたねえ」


 親戚のオバサンとかから言われるならともかく、同居している実の母親が言うセリフか!

 なんて、怒鳴ったって、無意味。

 嫌われているわけじゃない。

 虐待とかされているわけじゃない。

 わたしのお母さんは、わたしに対する興味が薄いだけ。

 多分お母さんも、日々の暮らしで精いっぱい。お客さんとかカレシとかと、関係が切れないようにってことだけで、わたしのことまで気が回らない。

 わかっては、いるんだけど。


「そう、伸びたから、服とか靴とか、もうキツイ。新しいの、買わないといけないんだけど」

「えーと、ちょっと待って。お財布の中に、お金、あったかなあ……」


 キラキラのラメのバッグの中から、ブランドっぽい財布を取り出したけど。

 多分、ニセモノ。

 そして、お財布の中には五千円札が二枚。

 水商売の女の財布の中身がたったそれだけとは。


「五千円、渡すけど、おつり、返してくれる?」

「上履きとスニーカーと、ブラと服を買ったらいくらすると思うの? あと、食費。わたし、昨日、お餅一個しか食べてないんだけど」

「エー、じゃあ、おつりなしでいいよー」

 

 おつりなんて出るか馬鹿! 足りないよ‼


 怒鳴りたいのをぐっと我慢して、五千円札をもらった。


 これが昨日の会話。

 ホントそろそろ殴りたい。

 だけど、殴ったって、状況は変わらない。きっとむしろ悪化する。最低限以下のお金でも、もらえなくなったら餓死一直線だ。


 前に、ちょっと本気で、児童養護施設に入ることも考えた。

 だけど、入らせてくださいって言って、即入れるわけじゃない。

 パンフレットに書かれてあった文字は「まずは、お住まいの地域の児童相談所などに相談します。入所の可否については、児童相談所が調査して判断します」だ。

 無条件に引き受けてもらえるわけじゃない。

 調査の結果、不許可ってことになる可能性が高い。

 だって、わたし、母親から虐待を受けているわけじゃない。一応、養ってもらっている。

 ホント、一応だけど。

 愛情がないわけじゃない。

 感心が薄いだけ。


 会えば、笑顔。

 だけど、お仕事でお酒でも飲めば……きっと、わたしのことなんて、頭から抜ける。

 その程度だけどね。


 そんなことを、長々と律子には言わない。


 言わないけど、察したみたいで「オッケー。じゃあ、全部行こう。農家さんのほうには私というか、果歩ちゃんから連絡してもらうから、真由のお母さんには別に何にもしてもらわなくていいよ」

「ありがとう、助かる」


 そう言ったら、律子は「こっちこそだよ。一人で参加なんて言ったら、反対されるし、クラスの友達と一緒って言ったら、親は安心するしだしね」


 わたしが律子に、返せるものなんて、ホント何にもない。

 だけど、律子の「言い訳」に、わたしがなれるのなら。

 それでいい。



    ***


 あっという間に夏休みになって、農業ボランティアに参加する初日になった。

 朝、家の近くまで果歩ちゃんとやらに迎えに来てもらった。

 あ、確かに美人だ。

 わたしのお母さんみたいに、一目で水商売ってわかるような派手な化粧じゃないけど。

 ナチュラルメイクに、優しい笑顔。

 一般的な、大人の女の人って感じ。

 不倫とか、略奪とか、するようには見えないけど、大人には大人の事情があるのかもしれないけど。

 事情があっても、子どもは傷つくんだよ。


「おはようございます。初めまして、櫻井真由です。お世話になります」


 胸の中の気持ちは表に出さないで、果歩ちゃんという人を、律子のお父さんの後妻なんて思わずに、たとえば学校の校長先生とかに対するみたいに、丁寧に頭を下げた。


「あ、りっちゃんがいつもお世話になってます。三津谷果歩です」


 さすがに母とは名乗らないか。そうだよね。実母というには年が若いし、義娘の友達にわざわざ後妻だなんて、言えないだろう。


 だから、わたしも、当たり障りのないことを話す。


「学校のお昼に、わたし、いつも律子とお弁当、一緒に食べているんですけど。わたしが何回も律子のお弁当美味しそうって言ったら、おかず、ちょっともらいまして。すごくおいしかった。冷凍食品しか入れてくれないわたしのお母さんが作るお弁当とは全然違うって、感動しました」


 へらっと、伝える嘘。

 こういう嘘は律子が得意だけど。

 ……真似することくらいできる。


 褒めたら果歩ちゃんとやらは「いえ、そんな……」とか言いながら、頬を少し緩ませた。

 うん、確かに、悪い人ではなさそう。

 だけど。

 いつから律子のお父さんとオツキアイして、いつ結婚を決めたのかななんて、考えると、確かに胸の中がぐるぐるする。

 他人のわたしでさえ、心の中に暗雲が湧き上がるんだから、律子なんて、もっとだろう。

 ホント、よく耐えているよなあ……。

 なんて。言わないけどね。


 車の後部座席に、律子と一緒に乗り込む。

 さっきの挨拶みたいな、当たり障りのない話を、車内で続けていたら、農家さんに着いた。


「お世話になります」


 まずは律子と一緒に挨拶。

 果歩ちゃんとやらは「午後の三時くらいに迎えに着ますので、この子たちをよろしくお願いします」って言って、帰って行った。


 農作業というから、幼稚園生の時の芋ほり体験みたいに、畑に行って、野菜とかを収穫するのかと思った。

 だけど、連れて行かれたのは炎天下の畑ではなく、屋根のある作業場。

 なんとクーラーもついている。

 涼しい。

 既に、他のボランティアの人達も到着していた。

 お互いに軽く挨拶をする。

 年配の女性とか大学生の男の人達とか、わたしと律子以外に7人ほど。


「あー、前はねえ、ボランティアさんにも収穫してもらっていたけど。取り方が下手とか、傷つけちゃうとか。野菜、かなーりダメにされてね。今は袋詰めなんかを手伝ってもらっているの」


 なるほど。

 畑に連れて行かれても、どれを収穫したらいいのかなんて、素人には判断できないしね。


 と、言うわけで、作業場には、すでにプラスチックの箱に入った野菜が……山のように。


「わあ……すごい」


 で、農家の人に説明してもらった通り、電子秤にお野菜を乗せて、おおむね二百グラム、それをビニールの袋に詰めていく。

 延々と、続く、袋詰め。

 もう途中から「無」になった。

 売り物だから、丁寧にって、それ以外、何も考えずに、黙々と。


「じゃあ、ボランティアさんたち、お昼にしてねー」


 どんっ! 

 作業場のテーブルの上に置かれた大きな鍋と、炊飯器。

 うわあ……、いい匂い。


「夏野菜カレー、肉はちょびっと」


 農家のおばちゃんが笑う。

 他のボランティアの男の人たちが「えー、肉少ないのー!」と笑う。残念とか揶揄とかじゃなくて、普通の軽口。嫌な感じとかはなくて、親しみさえ感じる。


「枝豆いっぱい入れちゃったから、栄養は抜群よ!」

「枝豆なら、塩ゆで一択! ビールのお供!」

「規格外品の枝豆、いっぱいあるから、帰りに持ってって! ビールは自分で買ってね」

「うえー! 自分でゆでるのはめんどうなんだよー!」


 なんて、笑いあって。

 皆さん楽しそう。

 こういうの、いいね。

 枝豆入り夏野菜カレーはすごくおいしかった。

 モリモリ食べていたら「お姉ちゃんたち、お代わりはー?」って聞かれて。

「はい! お願いします!」

「あはは、元気がいいねえ」

「だって、すごくおいしいです!」


 だよねーって、律子と笑いあって。

 あっという間に食べ終わって。

 食べ終わったら、午後の作業。また、袋詰めを延々と繰り返した。

 カレーのパワーでいくらでもこなせそうだった。


 で……、午後の作業は二時前に終わってしまった。

 果歩ちゃんが迎えに来るまでまだ時間がある。


「あのー、他に、できることがあれば……」

「んー、今日はねえ、もうないかなあ……、あ、よかったら、裏の畑の先のヒマワリ、見ておいで」

「ヒマワリ?」


 わざわざ見るほどのものか? とか思ったけど。

 まあ、小一時間ほど何にもしないで待っているのもなあ……って、思って。暑いけど、行ってみた。

 作業場の裏手から小道を進んでいったら……。


「わあ!」

「すごい!」


 わたしも律子の、思わず声を上げてしまった。

 一面のヒマワリ。

 青空の下の、圧倒的な黄色の群れ。

 どこまでも続く、黄色とその下の緑の葉っぱ。

 どこからか聞こえてくるセミの鳴き声。


「ちょっとすごいでしょー」

「はい!」


 案内してくれた農家のおばちゃんの自慢げな声。

 何万本とか、あるのかな?

 ナニコレ売り物? それとも観光用?


「ヒマワリはねえ、深い根っこを持つから、土が柔らかくなるし、刈り取った後、土に入れると肥料になるし、緑肥にもなるし、背が高いから雑草の抑制にもなるし」

「へえ……」


 農家の知恵、かな。


「何より見ていて気持ちがいいでしょ。夏ーってカンジで」

「はい!」

「最近じゃ、写真を撮りに来る人も多いわよ」


 見れば、自由に写真を撮っている人がいる。いいのかな、勝手に畑に入って。


「写真撮るなら、駐車場に止めてって看板出しているの」


 見れば確かにすごく大きい看板があった。

 駐車料金一日五百円。監視カメラあり。

 それから、飲み物の自販機と、ベンチと……野菜の直売所まである。

 うーん、合理的!


 一眼レフとか言うのかな? よくわからないけど、すごくごっついカメラでヒマワリを撮っている人もいるし。小学生を連れたご家族が笑いあっているのも見えた。

 その小学生の男の子が、ヒマワリの小道を走って行って、転んだ。

 お母さんらしき人が、駆け寄ったけど。手は差し伸べない。じっと、待っていたら、子どもが自分で立ち上がった。


「えらいねえ。自分で立てたね」

「うん!」

「痛くない?」

「大丈夫! 俺、強い!」


 お母さんらしき人が、男の子の頭を撫でる。

 ニカッと、笑う男の子の笑顔は自慢げだった。


 わたしも、律子も、それを眺めた。

 ……あんな時が、小さい頃に、わたしにも、あった。多分、律子にも。


「……ああいうの、いいね」


 硬い声で、ぼそりと、呟く。


「……うん」


 そうだねと同意しつつ、律子の声も暗い。


 あれは、今はもう、わたしたちには手に入れられない過去の幻影。あの男の子とお母さん。それが羨ましいという言葉は口には出さない。出したくない。


 振り切るように、空を見上げる。

 真夏の太陽は、目を開けていられないほど、過酷に輝いて。わたしたちを照り付ける。


 だけど。


 わたしはそっと手を伸ばした。

 律子の手を握る。

 律子は、何も言わずに、わたしのほうも見ないで、ただ、わたしの手を握り返してくれた。


 過酷な夏が過ぎれば、秋が来て、冬が来る。

 そして、季節は巡って春になる。


 いつか、きっと。

 わたしたちにも。


 見上げる空。

 灼熱の日差しに目が霞む。

 滲む、視界。


 でも、いつか。


 季節は巡り、優しい空は、やって来る。


 わたしは、律子の手を握っているのと逆の手を、空に向けた。


 大丈夫。

 いつかきっとをわたしは待てる。

 わたしは一人じゃない。


 空は、太陽は、いつまでも灼熱じゃない。

 優しい夜空。

 きらめく星々。

 降り注ぐ花吹雪。


 季節は巡る。


 見上げる空に、たどり着く。

 わたしも律子もいつかきっと。


 それを、信じて、時を待つ。




 終わり





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





登場人物紹介


■櫻井真由 

 空腹少女。中学生。一人称「わたし」

 律子の助けや農家ボランティアでもらった野菜などで、生き延びる。

 この後、写真を撮りに来たカメラマンの一人のモデルとなって、

 夏のヒマワリ写真集にちょこっと載せてもらう。

 それをきっかけにテレビのコマーシャルに出演。

 それなりに反響があって、モデルの仕事を本格的に開始。

 経済的に少しずつ好転。中学卒業後はモデルの仕事を続けながら、学校に通う。


■お母さん

 高校中退で、真由を育てる。一人称「あたし」語尾を伸ばして喋る感じ。

 以前、お客さんから、うなじがキレイと言われたので、ゆるふわな髪を

 高い位置でポニテにしている。

 娘のことは「真由ちゃん」と呼ぶ。


■三津谷律子 

 嘘つき少女。中学生。一人称「私」

 セミロングの髪を、耳よりちょっと低い位置でお団子にまとめている。

 おくれ毛がくるんとしていて大人っぽく洗練された印象がする。

 全寮制の高校に入り、そのまま大学も他県に行く。

 真由とは大人になっても定期的に連絡する仲。

 でも、親友とか、女友達とか、べったりとした感じではなく、

 やっぱりずっと同盟者的な感覚。

 

■果歩ちゃん

 後妻。律子のことは「りっちゃん」と呼ぶ。

 働いている。髪のセットとかお化粧とかきちんとしている感じで。          

 

■お父さん

 律子の母の病気や死に耐えられず、果歩に縋った弱い男。





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こんにちは、藍銅 紅(らんどう こう)です。


ふっと思い付いて書いてしまった『今日も私は「嘘」をつく』ですが、予想以上に多くのかたに読んでいただいて嬉しい限り。

小説家になろう様では [日間]ヒューマンドラマ〔文芸〕ランキングで、まさかの1位!


ふおおおおお! と思って、がりがり続きを錬成……。


ですが、これで、このシリーズも、この4作で終わります。


構想としては、二人が大人になるまでちゃんとあるのですが、それを書くのなら、最初から構成を練り直してきっちりと長編版にしないといかんだろうな~と。


いつか、かけるといいなー……って、思っている話がこれ以外にもたくさんある……。


書くスピード上げないとな。


とりあえず、まだ情報は出せませんが、書籍化予定の別のお話に、まずは全力投球いたします。



お読みいただきまして、ありがとうございました!


さて、『どうして『悪役令嬢』が登場しないんだ⁉』というお話の連載も開始しました。

こちらのシリーズとは趣が異なる、気軽に読める悪役令嬢・婚約破棄的なものです。


というか、わたしも気分転換として、書いています。


小説書きの気分転換に別の小説を書く……はっはっは。




双葉社様より出版された『前向き令嬢と二度目の恋 ~『醜い嫉妬はするな』と言ったクズ婚約者とさよならして、ハイスペ魔法使いとしあわせになります!~』


それから、一迅社様から出版の『悪役令嬢は素敵な旦那様を捕まえて「ひゃっほーい」と浮かれたい 断罪予定ですが、幸せな人生を歩みます!』


コミカライズしていただいた『悪役令嬢は、既に死んでいた。』もございます。


こちらも、よろしければ、どうぞよろしくお願いいたします! 


それではまた。

別のお話で、お会い出来たら嬉しいです!

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