身分が低い娘たちが幸せになるシンデレラストーリー…そんな物語を夢見る本人と周囲の期待に応えて、主人公サイドが悪役令嬢の役目を担いつつ現実を突き付けるお話。
シンデレラストーリーを成功させるにはやはりヒロインの中身が大事。しかしながらこの舞台のヒロイン(?)たちはそういった成功者が持っている健気さと真摯さの代わりに小知恵と演技力に全振りしたタイプ、ヒロインとしては役者不足でした。
対する悪役令嬢役の主人公サイドは正にハマり役だったようで素晴らしい演技力でヒロインを食ってしまいます。
ヒロインや周囲が期待した結末とは異なるであろう演目ですが大成功の演劇でした。
タイトルは作者さまが読者へ向けて仰ってくれた言葉なのではないかと思えるくらい期待通りのお話ですw