半端ない叙情性!

ほぼ破調なのですが、
逆に一行詩のような魅力がほとばしっていて、
美しい作品です。

あなたの背中には旋律があってそのさみしさのリズムわけてください

例えばこの歌は、77587の韻律になっています。
そして何よりも、
その濃淡のある詩的香気に打ちのめされるのです。
凄い!

そのほかの短歌も、既視感のない、
鮮度の高いものが目白押しです。

半端ない叙情性の満ちあふれる短歌集。