「カクヨム甲子園2025」へのご応募ありがとうございます。そして、中間選考通過おめでとうございます。「折れた翼」という挫折や喪失の象徴を、食の営みと重ねることでユーモアあふれる作品となっていました。挫折からの再生がぐっと身近に迫ってくるような希望を読者に与えることが出来る作品だと思います。これからも創作活動を楽しみながら、素敵な作品を書き続けてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(251文字)
起床時刻の1分前に目覚めてしまった。鏡を見たら頬に涙の跡が残っていた。奇妙な夢を見た気がするけど、思い出せない。損した気持ち、諦めの気持ち。高校生の頃はエネルギーに満ち溢れていたのに、自分はいつそれを無くしてしまったのだろう。そんなモヤモヤや不思議な体験を通して、「私」は喪失感や閉じ込めていたこと、葛藤を形にし、飲み込む。
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