概要
君はいつも、世界の3秒先を歩いてる。
転校ばかりで学校での複雑な人間関係に疲れてしまった主人公、高校二年生の天野柊(あまのしゅう)。長野県から東京に引っ越してきて、転校してきた。そこで隣の席でずっと窓の外をボーっと見つめている見た目はヤンキーの謎の男子高校生の羽宮優(はみやゆう)の存在に出会う。無口で何も反応を示さない彼は学校内では先生にすら壁を作っており、異色の雰囲気を漂わせていた。心のなかで周りの人間を恐れている柊は、壁を作る羽宮にどこか似たようなものを感じた。ある日、ちょっとしたきっかけがあり、柊は羽宮が所属する機能していない図書委員に入ることになる。そこで出会ったのは、天才で話の通じない、3年生の梅野葉月(うめのはづき)だった。三人が出会い、大きな歯車が動き出す。なぜ羽宮は誰にも心を開かないのか、逆になぜ梅野だけは羽宮の
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