世の中には識らない事が沢山ある。勿論、それがスタンダードな在り方だとは思うのだけれど……。 ここまで物凄い感性を視たのは初めてで同時に畏れにも似た憧憬を抱く。端正で簡潔な文字列が、恰も溢れるように亦、流れる様に視野に飛び込むが、同時に瑞々しく美しい景色が広がって行く。 これを、十七文字という 簡潔 に納めて仕舞える御業は畏れ多く、まさに神懸りであると言えよう。心が洗われる。その、心地よさ。こんな体験は滅多に出来るものではない。
俳句アルバムと銘打ち、現在のところ、64句が投稿されている。 読みごたえがあるので、休日の昼間などに、ひとつひとつ味わいながら、楽しむのがいいかもしれない。 私の心に響いた句がいくつかあったが、とくに、「お供え」と題したふたつの句がよかった。 二枚の写真を見せられたような、鮮明な情景が浮かんだし、桃の残香を感じ取ることができた。 ぜひぜひ、ご一読あれ。
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