喫茶店
麻数
喫茶店
ドアベルが炭酸水と小説を曖昧にする 降りみ降らずみ
青と白 ソーダフロートをかき混ぜる 痩せる理由ができてしまった
クラブハウスサンドを食べるおっちゃんの歳の取り方だけで一日
黒と白 苦いのなんて飲むんだ と 問うてはいるが意外でもない
このパフェとあのピザトーは位置が逆 そりゃあひとくち食べるんだけど
緑と白 机の下でにぎにぎ 甘甘派ってわけじゃ… にぎにぎ
いい話ではなさそうで逃げたいなぁ ホットケーキの隙間 フカフカ
白と白 ホットミルクは滅ばない 泣きたい夜がまだある内は
店内に電話ボックス 積む硬貨 タダで繕う言葉よりかは
磨りガラス越しの光をベルベットだけが吸っててそこだけが朱夏
喫茶店 麻数 @numberhemp
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます