ある夏の午後

蝉の声というのはまばらに聞こえればただのノイズですが、周囲の空間が濃淡なくそれに埋め尽くされる一瞬はむしろ無音のように感ぜられるのが不思議です。

そんな静かな真夏の午後の出来事を、心象ごと切り取った絵のような掌編です。

とてもお勧めです。

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