【悪の隠蔽】悪は悪を隠す。その時点で「もう一つの正義」ではない

（冒頭）
人はなぜ、悪事を隠すのだろうか。
それは単純だ。自分がやっていることが悪であると、本人がわかっているからだ。もし本当に「自分は正しいことをしている」と心の底から信じているなら、堂々とその行為を公開し、誰の前でも胸を張ってやってみせるはずだ。ところが、悪を行う人は必ずそれを人目から遠ざけ、闇に紛れ、証拠を消そうとする。その一挙一動が、悪は悪を自覚している証拠である。