たかが体毛されど体毛

「体毛」というシンプルですが、
直球の凄いタイトルに惹かれました。

短歌10首すべてが体毛にまつわるもので、
それだけでも驚きなのですが、
言葉遣いがごくごく自然なので、
秀逸なエッセイを読んでいるような感じがしました。

毛深いことを逆手にとって、
ユーモラスな短歌に昇華している手腕は、
素晴らしいの一言です。

特に好きな短歌1首を紹介しておきましょう。

腕の毛が風になびいていたのよと母は毛深さマウントをとる

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