ブレーメンの名のもとに

猫型洗濯機

第1話 ロバ

 とある街の人けの少ない通りに建ってる少しボロい建物にはなんでも屋と手書きの看板がつけられている、建物の中では修也がなんでも屋のメンバーの面接を行なっていた。

 修也「最初の方どうぞー、お名前から聞かせてもらってもよろしいですか?」

 斗真「野兎斗真(やととうま)といいます。」

 修也「斗真さん、なぜこのなんでも屋に入ろうと思ったんですか?」

 斗真「前の職場でヘマしちゃってクビになってしまいまして、前の仕事の影響でまともな職にも就けなくてここなら経歴は気にしませんと書かれてたので!」

 修也「(仕事の影響でまともな職つけないってなに!?)えっ、えっとぉ、、、前の職場について詳しくお聞きしても?」

 斗真「具体的には教えられないですが、チャK、、物の運送をしてました!」

 修也「(今チャカって言いかけたよね!?絶対前の仕事って運び屋だったよね!?)」

 斗真「とにかく物の運搬は得意なのでこのなんでも屋でもきっと役に立てると思います!」

 修也「わ、わかりました。とりあえず今日のところはお帰りください。後日メールで結果を送らせていただきます。」

 斗真「はい!失礼しました!」

 修也は斗真が部屋から出ていくのを見送ってから頭を抱える

 修也「運び屋って、、、いや、、経歴は気にしませんって書いたのこっちだけどさ、(まぁまだ2人面接希望の人いるし、気にしないでも大丈夫か、)」

 この時修也はまだ考えてもいなかったこの斗真が面接を受けにきたメンバーのなかで最もまともな人物になるということを、、、、

 修也「次の面接希望者の方どうぞー。」

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